梅雨明け十日 と言いますが
東京は例年より高温になる見込です
酷暑が当たり前の厳しい夏がやって来ました
体温調節が困難な動物たちとの共生のために
ぜひ知っておいて戴きたい 季節の健康管理
夏に多いトラブルと対処法をお伝えします
1.皮膚のトラブル
高温多湿の夏は 被毛が湿りがちで蒸れやすく
細菌や寄生虫も発生しやすくなります
脱毛や皮膚がかたくなったりただれたりしていたら
皮膚炎や膿皮症が疑われます
長毛種の場合 日頃から被毛をよく乾かして
耳の中も丁寧にお手入れしておきましょう
2.消化器疾患
体温調節が苦手な動物たちにとって
猛暑日が続く東京の夏は過酷です
体力を消耗させるだけでなく 腸内細菌のバランスが崩れて
急性の胃腸障害に陥りやすくなります
食欲が落ち下痢や嘔吐しているときは
速やかにご来院ください
3.熱中症
これは毎年お伝えしていますが
汗をかくことができず 毛皮を年中まとっている犬と猫
特に持病があったり 年齢が高かったり
寒冷地原産の種類であったりすると
もう東京は灼熱地獄なのです
室内であればエアコンを惜しみなく使い
室外では涼を取れる木陰や水を絶対確保すること
散歩に出る前にアスファルトをご自身の手で触って
地面の温度が充分に下がっていることを確かめてください
楽しい夏を過ごせるように
そのほかにも 気になる様子があったり
いつもとちょっと違うなぁと感じたら
早めにご来院くださいね
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